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デイモン・ガモー

img_director1976年1月27日オーストラリア生まれ。俳優で映画監督。高く評価されたロルフ・デ・ヒーア監督の『The Tracker』(02)、ダレン・アシュトン監督の『Thunderstruck』(04)、『Razzle Dazzle: A Journey Into Dance』(07)のほか、スティーヴン・カリー、ブレンダン・カウエルと共演した『Save Your Legs! 』(12)、レイチェル・グリフィス、チャールズ・ダンスと共演した『パトリック 戦慄病棟』(13)など、数々の長編映画に出演してきた。アンソニー・ラパーリアと共演したロバート・コノリー監督の『Balibo』(09)ではAFIアワードの助演男優賞にノミネートされた。テレビでは「Love My Way」シリーズ(04~06)をはじめ、「Underbelly」(09)、「Howzat! Kerry Packer’s War」(12)、「Puberty Blues」シリーズ、「Secrets And Lies」(14)、「Gallipoli」(15)、「The Kettering Incident」(15)など数多くのドラマにも出演している。

監督としては10年にガレス・デイヴィスと共に監督を務めた短編『One…』でトロップフェストのファイナリストに選ばれた。翌年、自らが脚本、監督、声優を務めた『Animal Beatbox』で同映画祭のグランプリを受賞。『あまくない砂糖の話』はガモーが手がけた初めての長編映画で、作中の実験について詳細にまとめた「That Sugar Book」は初めて出版された書籍となった。

監督の言葉

健康に関する話題ほど人々が熱く意見を交わし、こぞって話題にあげるトピックはないでしょう。注目度が高い半面、情報が交錯し矛盾に満ちており、パンは味方なのか敵なのか、安全な乳製品はあるのか、正しい答えを出すのは困難です。何を食べるべきで、何を食べてはならないか、みんなが異なった意見を持つ中、あらゆる議論の中で好んで取り上げられている食材が1つ存在します。そう、砂糖です。

私は、第1子が生まれる前に砂糖と健康に関する確かな答えがほしいと思いました。論文を読んだり他人の意見に耳を傾けたりしても、砂糖が人に与える影響についての見解はバラバラです。そこで、最終的に信用できるのは自分の経験だけと思い、実験に乗り出しました。本作は、砂糖に関する私の体験を、みなさんと共有するための映画です。

私はこの映画の中で、オーストラリアの成人が1日に摂取している量と同じ、ティースプーン40杯分の砂糖を60日間欠かさず摂取しました。しかも清涼飲料水、アイスクリーム、チョコレートなどの菓子類を避け、多くの人が砂糖は入っていないと信じヘルシーだと宣伝されている食品だけを食べたのです。低脂肪ヨーグルト、穀物バー、シリアル、フルーツジュース、スポーツドリンク、スムージーなど、ヘルシーに見えるこれらの食べ物には、実は大量の砂糖が隠されています。これらの食品を摂取しながら、私の体調を医師と科学者からなるチームにモニターしてもらいました。

これは、人々に砂糖を摂るのをやめさせようとする映画ではありません。今や加工食品の80パーセント前後に含まれている”砂糖”という成分について、考えるキッカケを与えるための映画です。

砂糖と果糖の危険性が囁かれはじめた今、啓発活動とエンターテインメントとが融合したこの映画は、大人だけでなく子供たちの将来を、よりよいものにするために欠かせない情報です。どんな結果になるのか分からないままに、私はこの冒険に旅立ちました。学んだことの中には非常に恐ろしい事実もあり、それは私だけでなく、私の子供の人生をも変えました。この作品が、あなたの人生を変える手助けとなることを願っています。

「砂糖は悪ではないが、
砂糖が少ないほうが人生ははるかによくなる」
―キャスリーン・デメゾン